お菓子屋さんの店舗開業までにぶつかった「壁」の数々

グルテンフリーの焼き菓子屋開業

はじめに

こんにちは。
名古屋市名東区にある
グルテンフリーのお菓子屋「粉粉-konakona-」

です。

今回は、私が
 お菓子屋さんの店舗開業するまでに
 ぶつかった「壁」の数々
について、お話しますね。

「自分で作ったお菓子を売りたい」を阻む大きな壁
(もはやハードルなんてレベルではない)

お菓子やパンを作ることが好きな人って、
作ったもの差し上げたとき、その人から言われません?

「すごーい、おいしい!売ればいいのに!」

とっても嬉しくなる幸せな感想

たくさん作りたいけど、
材料費もかかるし
家族の食べられる量は限られてる

何かの集まりには
 チャンス!
と、たくさん作って持っていくけど、
そうしょっちゅう集まりがあるわけ
でもないし。

『毎日作って、毎日喜ばれたいなー
 本当にお菓子屋さんになっちゃおう
 かな!』
なんて。

菓子製造許可キッチンで作ったものしか売れません

はい、でました。
菓子製造許可キッチン
です。

これは、食品衛生法で定められています。

各市町村の管轄の保健所ごとに多少の違い
はあるけど、基本ルールは
 ・生活用キッチンはNG
 ・マンションリフォームして
  もう一個キッチンを付けるのもNG
です。製造許可がおりません。

なぜならば、
 外からキッチンに出入りできる扉が
 生活空間と完全に分離された状態で
 必要だから
です。

戸建て住宅に住んでいれば
まだ可能性はあったかも。。

お菓子販売をする上で、
 菓子製造許可キッチン=壁
と言いましたが、土地付き戸建てに
お住まいなら
 ハードルレベルの壁
です。

壁とハードルの違い

ここでいう『壁』
 扉すらない
 延々と長い距離が続く
 高い高い壁

のイメージです。

壁をよじ登って向こう側に行くには
 はしごを用意するか、
 壁に穴を開ける

しかない。

マンション住まいの人が
製造許可キッチンを手に入れよう
とするときの「壁」は、
まさにこんな感じです。


でも、『ハードル』
 飛び越えられなくても
 くぐってしまえば向こう側に行ける
よね。

戸建て住宅に住んでいる人が
製造許可キッチンを手に入れよう
とするときは、この
 「ハードルをくぐる」
ような感じで、なんとかなります。


もちろん、
 壁に穴を開ける
のも
 ハードルの下をくぐる
のも、正攻法ではないけれど
向こう側にいく手段。

そしてどちらがマイルドに、
向こう側に行けるのかという
イメージのお話です。

戸建て住宅であれば。。

庭はなくてもせめて戸建てであれば、
工務店さん、デザイン事務所さんは
私たちみたいな希望を持つ施主さんを
何軒もこなしていらっしゃるので
相談にいけばあっさり解決です。

具体的には、
 製造許可付きキッチンを家の中に作る
だけであれば、100万程度のリフォームで
何とかなる可能性は高いです。

300万円も出せば
 販売所付きキッチン
も夢じゃないです。

マンション住まいでも、
 ほかに土地がある
とか
 ご実家が土地付き戸建て
とかであれば、やはりハードルレベルですね。

マンション住まいの人は厳しい

問題は、私も含め
 ・マンション住まい
 ・実家も頼れない
 ・周辺の不動産価格も高くて手が出ない
という条件の人たちです。

「販売できるお菓子を作るスペースが欲しい」
と思っても、なかなか簡単には手に入りません。

壁突破の方法

悩みました。

【案①】
 自宅のマンション改装で許可がおりないなら、
 賃貸アパートを借りて改装するか?
   ↓
 やらなきゃいけないこと
 ・改装を許可してくれる大家さんを探す
 ・改装して許可がおりるのか保健所に確認
 ・改装費用と家賃が回収できそうか
  経営計画をたてる

 この『家賃』があるので、
  一度始めたら、利益を出し続けないと
  いけない
 というのが、かなりのプレッシャーです。

 販売する場所も無いので、
  マルシェがあるときだけ、
  ちょっと作って売ろう
 くらいのつもりだと、現実的では無いですね。

 例えば、
  ・委託販売先が確保できている
  ・ネット販売で売れる見込みがある
 など、ある程度販売ルートができている人向け
 だと思います。

【案②】
 製造許可付きシェアキッチンを利用する

 最近、少しずつ増えてきていますね。
 私もかなりお世話になりました。

 この場合、
  ・マルシェがあるときだけ、
   ちょっと作って売ろう
  ・自分が作ったものを売ったことが無い
   から、ちょっとチャレンジしてみよう
 といった感じで、
  これから新しくチャレンジしてみたい人
  経験と実績を積みたい人
 には、一番現実的な案だと思います。

 でも、デメリットもあります。
 ・レンタル料が割高なので、
  作ったものをマルシェ販売しても
  ほとんど利益が残らない

 ・設備はキッチンによって違うので
  自分の要件を満たすキッチンを探す
  必要がある

 ・レンタルのたびに、
   材料・機材を全て車に積んで移動。
   帰りは完成したお菓子も全て運ぶ。
  といった、民族大移動をしないと
  いけない

うーん・・・

もっと他に、ローリターンでも構わないから
自宅をちゃっとリフォームする程度で何とかなる
ローリスクな策はないの?

起業塾にヒントを求めに行ってきました

2020年1月初旬からコロナ禍の中、
6月末まで半年起業塾に通って
私がどんな結論にたどり着いているのか。

noteに備忘録的な、日記のような
ものを書き綴っています。

1回目から10回目、
そして最終報告プレゼンまでを
よかったら見てください。

起業にまつわるヒントになりそうな
キーワードも載っています。

noteリンク集

公益財団法人 名古屋産業振興公社 
新事業支援センターさんが開く
起業塾の創業希望者18期生募集
のチラシから始まりました。

第一回 起業という働き方
第二回 経営環境を分析してみよう 
第二回 経営環境を分析してみよう(最終報告会後に再度記事にしたもの)
第三回 売上計画と利益計画
第四回 プロモーションを考える
第五回 決算書と会計について
第六回 Webマーケティングの基礎
第七回 プレゼンテーション
第八回 組織をつくる
第九回 人を動かす、育成する
練習報告会
第十回 自身と従業員の各種保険、労働条件について
最終報告会 一人10分語りつくせ
サポートは続くよどこまでも 起業塾後も毎週相談してます

note記事はほかにも時系列で書いてますが
ここには起業塾の記事だけ抜粋で
目次を作っています。

他の記事でもあれこれ
もがいております。

報告会後の怒涛の展開

ここからは、またいろいろあったので
別記事でまとめますね。

この先は、
 開業するための具体的な動き
につづいていきます。

一度動き出すと、こんなにも怒涛のごとく
やることが出てくるのかと・・・

でも、ブログにまとめることで
考えが整頓されたりするので、
少しずつでも書いていきますね。