粉粉のお菓子のトリセツ
はじめに
こんにちは。
名古屋市名東区にある
グルテンフリーのお菓子屋「粉粉-konakona-」
です。
この記事では、
・グルテンフリーについて(+特記事項)
・コンタミネーションについて
・完全なアレルギーフリーのお店ではない
ことについて
・その他、使用している材料について
などを、お話ししています。
粉粉のお菓子のトリセツ
グルテンフリーについて
■当店「粉粉-konakona」のお菓子は、全て
小麦粉不使用の「グルテンフリー」
です。
【特記】当店で使用している『オートミール』
について
※小麦アレルギーのある方は、
ご一読ください。
当店でオートミールクッキーに使用して
いるオートミールは、
『グルテンフリー対応』
と明示されているものではなく、
通常タイプのオートミールを使用して
います。
これはどういうことかと言うと。。
オートミールに使用されている
「オーツ麦」
には、グルテンは含まれません。
ただ、オーツ麦の畑の近くには、
小麦畑があることが多いです。
また、オーツ麦の精製工場では、
同じ工場内で小麦も扱っていること
が多いです。
そのため、少量ですが小麦の混入が
あるということです。
『グルテンフリー対応』と明示されて
いるオートミール製品は、
精製工場に小麦を持ち込まない
などをして混入量を減らすことで
生産国内(または日本国内)での
混入量の検査基準値をクリアした
という製品です。
(それでも、製品の詳細を見ると
「混入量がゼロということでは
ありません」
という注意書きがあるものが
ほとんどです。)
グルテンフリー対応のオートミールは、
このように生産環境や検査体制にコスト
がかかることから、大変高価です。
当店では、なるべく多くのお客様が
お手に取りやすい価格を目指している
こともあり、
通常タイプのオートミールを使用
しています。
※上記の理由により、
・少量でも小麦の摂取ができない
恐れのあるお客様
・麦全般にアレルギーのある方
にはご購入をお断りすることが
あります。
コンタミネーションについて
■当店の商品には、
乳・卵不使用
としている商品がございます。
ただ、厨房内では卵やバターを
使用しています。
卵の刷毛は卵専用で使用していますが、
ボウルやホイッパー、ゴムベラなどは
共用です。
もちろん、これらの道具は使用の度
入念に洗浄しています。
ですが、少しでも卵や乳成分がある
ものが禁忌の方には、ご購入を
お断りすることがあります。
『使っていなければ大丈夫。』
という方がお選びいただけるものが
少しでも増えたらいいな
選択肢が増えたらいいな
という思いでお作りしています。
完全なアレルギーフリーのお店ではありません
■当店は、
完全なアレルギーフリーのお店
というわけではありません。
グルテンフリーのお店をやっていると、
小麦粉以外にもいろいろなアレルギーの方
のお話を耳にする機会も多いです。
それにともなって、日に日に
できる限り、卵、乳、ナッツなどの
アレルギーなど、色んな制限のある方
の希望に答えたい
という想いが強くなってきています。
でも、、、
(ちょっと偉そうに聞こえてしまう
かもしれないけれど)
『自分が自信をもって美味しいと
思えるものを届けたい』
やっぱり、この気持ちを最優先して
考えています。
(形だけアレルギー対応しても、、、
おいしくなければ意味がない
ですよね。)
なので、バターなど乳製品や卵は
○入れなくても美味しく作れるもの
には、あえて使わない
○使った方が美味しいものには使う
と割り切ってお作りしています。
材料について
■材料は
なるべく身体に負担の少ない材料
を選ぶようにしています。
【粉類】
粉粉のお菓子は
小麦粉を一切使用せず
米粉やアーモンドプードルを使って
お作りしています。
【甘味】
メインで粗糖という種子島のサトウキビ
から作られた、精製されていない
茶色いものを使っています。
その他、
・粉糖を使って作るお菓子
・ハチミツやメープルシロップを
使ったお菓子
もあります。
【水分】
豆乳を使用しています
【油】
メインで、腸や脳に良いとされる
ココナッツオイル
を使用しています。
当店で使用している
cocowellさんの
プレミアムココナッツオイル
は、
薬品を使うことなく丁寧にろ過して
香りを取り除いた無香タイプ
です。
なので、ココナッツ特有の香りが苦手
という方でも、安心してお召し上がり
いただけます。
その他、
・米油を使っているお菓子
もあります
グルテンフリーも肩の力を抜いてどうぞ
私自身、何かのアレルギーということはなく、
グルテンフリーのお菓子屋 粉粉
と銘打ってお店を出しているくせに、
小麦粉を使ったパンなども好きで
よく食べます。
アレルギーで小麦が食べられない方以外は
グルテン摂取についてそんなに神経質に
なり過ぎることはないとも考えています。
ただ、、、
現代社会では普通に暮らしているだけで
小麦粉を思っている以上に摂取しています。
… 調味料や便利なレトルト、スナック菓子
にもよく使われています。
… 米だからとお煎餅を手に取っても
意外と小麦粉入ってることあります。
… それに手軽な麺類や美味しい粉モンにも。
なので、自然と取りすぎてしまって
いるんですね。
例えば、
・バター
・植物油
・お砂糖に砂糖以外の甘味の
ハチミツ、メープルシロップ、
アガペシロップ
身体に良いとされるものでも、
良くないとされるものでも
どんなものでも
取りすぎたら身体に負担をかける
と思います。
気にしすぎても心やお財布が疲れちゃいます。
アレルギーではない限り、
どんなものでも多少摂取することは
問題ないと考えています。
気にしすぎず、無頓着すぎず。
なんでもホドホドです。塩梅が大事。
だから、例えば
ここはビーガンのお店ですか?
と聞かれると
それっぽいものはありますよ
と、ゆる~くお答えしています。